反対クリミナル

ゆっくり小説書いていきたいなと思います~

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

反対クリミナル 11

「ふーん…よかったじゃん、セナのやつ。」 ハヤテはマンションの屋上から様子を見ていた。 彼を止める罠は勿論あったが誰かが待ち伏せという訳ではなく、ただの落とし穴だったのだ。他者を始末することに関しては一流のハヤテを止める手段にそんなくだらない…

反対クリミナル 10

セナは太陽を見つめながらぼんやりと、昔のことを思い出していた。 自分の左側の髪に巻きつけられた赤いリボン。元はアルトの母親であるメドゥーサに貰ったものだった。ハヤテとアルトと友達…なんて関係になって、でも太陽が苦手であまり会うことができない…

反対クリミナル 9

疾風と星那は何をするわけでもなく、変わらず客間でくつろいでいた。 「ねえ疾風、ちょっと嫌な予感がする。」 星那は何を見るわけでもなくまっすぐ前を向いてそう言った。それに疾風は閉じていた目を片方だけ開いて「なにが?」と、話を続けるよう促す。 「…